BLOG

2022年12月2日

省エネ住宅取得で100万円補助!「こどもエコすまい支援事業」スタートします!

CATEGORY: リッツコラム

「こどもみらい住宅支援事業」が終了し、後継事業との位置付けで新たに「こどもエコすまい支援事業」として補助金の制度がスタートします。
いまから建築をされる場合は、「こどもエコすまい支援事業」への申請がおすすめです。

●制度の目的

「こどもエコすまい支援事業の概要」には、下記のように書かれています。

エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能(ZEHレベルを有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図る 。

子育て世帯: 18歳未満の子を有する世帯(2003/4/2以降に出生した子がいる)
若者夫婦世帯: 夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(1982/4/2以降に生まれた夫婦世帯)
(年齢はいずれも 令和4年4月1日時点)

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出と吸収を同じ量にして排出を実質ゼロにすることで、地球温暖化の影響がもっとも大きなガスが二酸化炭素です。
制度の目的として、若者夫婦世帯が~~と書かれていますが、一番重要なのは「カーボンニュートラルの実現」。
日本だけでなく、世界全体で取り組んでいる課題なため2050年までに何としても実現したい目標なのです。

家を建てるのと、カーボンニュートラルの関係は?というと、住宅を高気密・高断熱化することでカーボンニュートラルの実現に近づいていくためです。
かつての日本の住宅は、夏の気候にあわせて風通しが良いことがいい家とされた時代もありました。
地球温暖化にともなって、クーラーや暖房の熱の利用が増えてきていますが、風通しの良い家では「ざる」と同じで、せっかくの熱が逃げてしまうことになります。
高気密・高断熱を施した住宅を建てれば、無駄な熱を減らすことができ、二酸化炭素排出の削減につながっていきます。

電気も少なく家計も助かる。家の中の気温が一定に近づきヒートショックも防げるという、住む人へのメリットもあります。
7,8年後の2030年には現在のZEH住宅の基準が標準の家になります。

●「こどもエコすまい支援事業」の対象

「こどもエコすまい支援事業」の対象は新築・リフォームを行う方が対象です。
新築では対象者が若者世代に限定されていますが、リフォームは全年齢の方が対象です。

(1)新築
新築住宅の購入では、若年者世帯、または、子育て世帯が対象となります。
注文住宅では新たに発注(工事請負契約)するものとなります。
リッツインターナショナルオールワークスは、事業登録済みですので、これから契約をされるお客様は対象となります。

(2)リフォーム
リフォームでは、年齢制限はありません。
若年者世帯、または、子育て世帯は優遇措置として15万円がプラスされていて、さらにお得です。

●制度内容

○ZEH住宅
「強化外皮基準かつ再エネを除く一次エネルギー消費量▲20%に適合するもの」かつ、下記のような延べ床面積と除外の条件があります。
補助金をもらうのであれば、土地探しをする場所にも注意が必要になります。
家を建てるご夫婦、不動産会社、住宅会社の3者間で密に連絡を取り合って探すのがおすすめです。

※対象となる住宅の延べ面積は、 50 ㎡以上とする。
※土砂災害特別警戒区域における住宅は原則除外とする。
※「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域又は浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、 3 戸以上の開発又は 1 戸若しくは 2 戸で規模 1000 ㎡ 超の開発によるもので、都市再生特別措置法に基づき立地を適正なものとするために行われた市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係る住宅は除外とする。

リッツの家は標準仕様では、Nearly ZEH(ニアリー ゼッチ)です。
ZEHではないけれども、“ZEHに近い住宅“という意味で使われています。
下記のように、Nearly ZEHも「こどもみらい住宅支援事業」の対象です。

ZEH、Nearly ZEH、ZEH Ready、ZEH Orientedに加え、令和4年10月1日以降に認定申請した認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅

●リッツインターナショナルオールワークスの家づくり

本来の「ZEH住宅」に必要な要素は「省エネ」×「断熱」×「創エネ」の3つがありますが、北陸は「寒冷地」、「低日射地域」、「多雪地域」は太陽光発電による創エネが難しい地域とされています。
リッツインターナショナルオールワークスでは、太陽光の設置は現時点(2022年時点)では、おすすめはしていません。
2021年の「雨(雪)の降った時間」ランキングは石川県(金沢)が第1位の2301時間。「昼間晴れた時間」のランキングは38位1908時間と太陽光発電に向いているとは言いにくい地域なことが理由のひとつ。また、円安の影響で太陽光関連商品の値上げも進んでいたり、蓄電池も必要、メンテナンス費用も必要と考えるとまだまだ高額な設備と言わざるをえません。

電気代の値上げも止まらない現状では、太陽光発電の重要性はますます高まっていくと思われるので、もちろん「創エネ」はとても魅力的です。
太陽光発電と蓄電池は何十年後には、どの家庭にも導入されることが予想されますが、「デザイン」×「性能」×「コスト」のバランスを大切にしたいリッツとしては、費用を他の性能やデザインに使うほうがお得と考えています。

RITZの家づくりに興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

076-256-0925

営業時間:9:00〜17:30定休日:水曜日