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2022年2月17日

冬の日の窓のギモンを解決!温度を実測!!(新築&リフォーム)

CATEGORY: スタッフブログ

今年も大雪が心配された金沢でしたが、今のところほどほどの積雪ですね。
先日積もった屋根雪が落ちてきて窓際に積もっていました。

落ちた雪がガラス面に接して積もっています。
図のような感じです。

かなり積もったなぁと見ながら、
「樹脂窓とはいえ、ガラスと雪が接していたら、さすがに冷えるんじゃないの?」
ふと、ギモンが浮かびました。。。

会社には温度測定用のカメラもあるので、さっそく実測してみました!

温度測定カメラの写真の解像度がわかりづらいですが、こちらは窓を開けて雪の温度を測ってみました!
雪の温度は-3.8度。マイナス温度です!
まぁ、当たり前ですね。

窓を閉めて温度を測ってみると14.4度。
おぉ!思ったよりも温かいです。

サーモ画面で見てもこんな感じ!
小さなすき間の部分は温度は低いですが、それでも7.4度ありました。
外の雪の影響はほとんどないようですね~。

ここの窓には一年を通してシクラメンを置いてあります。
シクラメンは冬に花を咲かせる植物で、15度から20度くらいが最適だそうなので、陽の当たる窓辺で活き活きと花を咲かせてくれています!

リッツの定額制住宅の窓はAPW330を使っています。
APW330のカタログには「国内最高レベルの断熱性能を実現しています。熱貫流率 1.31W/m2・K」と書かれています。
熱貫流率の数値が小さいほど、結露が出にくいガラスということになります。

(※今回撮影した窓はAPW331で、APW330シリーズの掃き出し窓やドアなどの人の出入りが想定された大きな窓が331ナンバーです。)

省エネ建材等級の最高レベルの★4つの窓で、ステッカーも貼られています。

APW330は樹脂フレームとLow-E複層ガラスでガラスとガラスの間にアルゴンガスを封入しています。
アルゴンガスは空気よりも熱伝導率が低い特性で、窓の断熱性を高めて、部屋の熱の出入りを抑えています。

もうひとつ、昭和に一般的に使われていた単板ガラスも測定してみました。

こちらはリフォームで内窓を設置済みですが、外側の窓から測定してみると…。

一番低い温度は1.9度で、青い部分もかなり広い結果になりました。
これでは、寒そうですね。

この窓は単板ガラスでアルミ製のフレームを使って作られています。
アルミサッシは1960年後半から普及した窓なので、古い家のほとんどはこの窓と同じです。

アルミサッシが普及し始めたころには、安く製品がつくれる、品質も安定している、耐久性が高い、メンテナンスがラク(その以前の木製と比較して)という、当時なりの利点がありました。

現在では住宅の気密性が高まったことで、熱伝導率が高いアルミと1枚のガラスの窓では結露してしまうこと。
せっかくの気密性・断熱性の高い家づくりをしても、窓を通して熱が逃げてしまい効率が悪くなってしまうという点でデメリットの方が大きくなっています。

内窓を閉めて測定してみると、17.7度になりました。
外側窓と内窓の間に空気層をつくることで、外からの冷たい空気を防いでくれます。
内窓があることで結露も抑えてくれます。

部屋が寒いとお困りで露フォームをお考えの場合は、APW330に窓交換も良いですが、
内窓の設置は工事もカンタンな方法なので、こちらも検討してみるのがおすすめです。

RITZの家づくりに興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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